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おおよそ5時間の旅

Rainy Day Bookstore & Cafeへ、

it’s a cry runをもとめて。

昔から、SWITCH を愛読していたという朝岡さんが愛してやまない場所。

「この場所ありきだ」

と、瓶ビールを飲みながら語っていた。

 

朝岡さんの写真は透明感があって、淡い色合い。

これはすべて私の感想ですが……

見る者に感想を委ねるような、甘い「あいまい」。

創作活動のパートナー、小島ケイタニーラブさんのオリジナルソングも2曲聴くことができた。

本当に仲むつまじいのですね。

 

「旅」についての藤代さんと朝岡さんのゆるやかな意見交換もあった。

「パスポートをもって外国に行くだけが旅ではない。

よし!今日は庭でビール飲むぞ〜っていうのも旅」と冥砂さん。

ふんわりと柔らかな語り口で、朝岡さんに強烈なコメントをお見舞いするのが面白い。

朝岡さんは冥砂さんに

「シャッターをきる時点で写真はできあがっている」と学んだそう。

冥砂さん「そんなこと言ったっけ?」。

終始、ゆるやかなムード。

 

一緒に参加した友人は「大御所とよばれる人は必ず名言を持っている。それを聞くことができて良かった」とほくほく顔。

シメに、表参道246で寒空の下乾杯。

飲みながら「新しいの買ったの」と、友人のエリサイコカメラマンが、ビール瓶を隠し撮りしていた。

言葉ではない表現を生業にする人たちと、弾丸5時間の旅。

ビザもパスポートもいらない、刺激的な心の移ろい。